現役情シスが送る実践的Tips集

2020/09/01

【Windows10】ノートPCのWindowsUpdateできない問題をタスクスケジューラで解決

event_note9月 01, 2020 forumNo comments

こんにちは。

今回は持ち運びが多いノートPCで課題となりやすいWindowsUpdateが滞る問題についてのお話です。

 

概要

モバイル全盛期の昨今、企業のPCもデスクトップからノートへと変遷を遂げています。

そんな中、情シスにとって悩みの種となるのがノートPCのWindowsUpdateではないでしょうか。

持ち出し・外出が多いノートPCユーザーはWindowsUpdateを行うタイミングが限られています。

ダウンロード中に離席するため更新はいつも失敗…気付けばかなり滞っているなんてことはざらです。

WSUSを導入している環境だとクライアントの更新率が取得できるため、その数字の低さたるや想像に難くありません。

 

さて、それでも何とかWindowsUpdateさせたい情シスのためにちょっとしたTipsを紹介したいと思います。

当然ながら対象はWindows10のみです。

ドキッとした方は早急に移行してくださいね。

 

方法

最初にざっくり仕組みを説明します。

ゴールはシンプルに「ノートPCがLAN接続したら即座にWindowsUpdateを開始する」です。

 

ゴールを実現するために行うことは以下2点です。 

・WindowsUpdateを開始するバッチを作成する
・LAN接続したイベントをトリガーに上記バッチを実行するようタスクスケジューラ設定をする

 

バッチ作成

まずはバッチ作成です。これは実に簡単です。

メモ帳を開き以下2行をコピペしてバッチファイルとして保存し、共有フォルダに設置するだけです。

NASがない場合は単純にADのsysvol配下に置いても良いですね。

@echo off
usoclient startscan

usoclientはWindows10から実装されたアップデートクライアントでwuaucltの代替です。

公式情報が少ないため扱いづらいですがstartscanオプションは即座に更新確認する動作となります。

 

以下は上記コマンドを「winupdate.bat」として保存した例です。

winupdate.bat

 

タスクスケジューラ設定

続いてタスクスケジューラ設定です。

今回はActiveDirectoryのグループポリシーによる設定方法を解説します。

手元にADサーバーがないため文字のみとなってしまいますがご容赦ください。

 

グループポリシー管理エディタを起動したら、

 [コンピューターの構成] > [基本構成] > [コントロールパネルの設定] > [タスク]

と進み右クリックします。

 [新規作成] > [タスク (Windows Vista およびそれ以降 )]

を選択します。

 

全般タブでは名前とログオンに関係なく実行する設定を行います。

task1

 

トリガータブではタスクの開始をイベント時として以下設定とします。

・ログ:Microsoft-Windows-Network Profile/Operational
・ソース:Network Profile
・イベントID:10000 ※ ネットワーク接続確立時のイベントID

task2

 

操作タブではNASに設置したバッチファイルを保存します。(パスは例)

task3

 

以上で設定は完了です。
動作試験はWindowsの設定を開き [更新とセキュリティ] > [Windows Update] を開いた状態でポリシーが適用されたPCのLAN接続を行います。更新処理が走れば成功です。

注意点

本Tipsを試してみる場合、ネットワーク遅延やサーバーの高負荷を引き起こさないよう、ご利用環境のネットワーク帯域やPC台数などを把握した上で、タスクのトリガーやポリシーの適用範囲を検証の上、適正な設定を決めてください。
 
場所: 日本

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