今回は就職前、つまり大学時代の就活の話です。プロローグと思っていただければ。
自分はいわゆるFラン卒です。
学部・学科・専攻すべて「結局それって何を学んでるの?」と思われるようなところでしたし、正直未だにそれを聞かれてはっきりと回答できる自信がありません。
実家から通えること、それだけを要件に大学を選びました。将来の夢?意識たけー。
大学までは原付きで最寄り駅まで30分、電車で2時間(乗り換え1回)、徒歩で15分の道のり。
よほど大学生活が楽しくないと毎日通学できる環境とは言えません。
そして私は楽しい側にはなれなかったので、地元でバイトばかりしていました。
家電量販店で倉庫番をしながら繁忙時にはデジカメやPCコーナーでなんちゃって販売員。
バイトが終われば彼女と遊んで稼ぎは全部パー。
どこにでもいる、うだつの上がらないダメ学生。それが私でした。
そんな私も大学4年になると就職活動を始めます。
普段学校にろくに行かず交友関係も希薄だったことから見事に流れに乗り遅れ。
ようやく重い腰を上げたのは夏休み明けでした。
「地元で就職?いや、こんな田舎で何の仕事をするよ」
「家に金なんて残ってないし、とりあえず都会に出て自立しよう」
「どうせなら流行りのかっこいい仕事にしよう、それなら生き残れる(根拠なし)」
そんなわけで出向いたのは大阪のSES企業。
何となく会社名がそれっぽく、秋採用をやっていたので。
当然、事前調査なんてしない。SESなんて言葉もわからない。とりあえずITっしょ。
接客業で鍛えた八方美人スマイルとハキハキした受け答えだけで面接を突破。
イケるやん!?いやいや単に駒がほしかっただけ。時代はリーマン2年前、平和そのもの。
やる気と元気だけで就活は即終了。所要期間は1ヶ月程度。だってめんどかったし。
内定が決まったので、卒業のために単位取得に励む。
4回生にして単位が足りていないあたりもしっかりテンプレ。
卒業制作のテーマも専攻とまったく関係なし。ゼミの教授からおこぼれで授かった。
無難とも言えない超低空飛行で何とか卒業。おつかれっした。
いざ一人暮らしの準備をし、ボロくせぇ格安家賃のアパートを契約し、彼女に見送られながら大阪へ。。
住み始めた日の夜に気付く。ネットの回線契約してねーわ。こんなんでIT企業に就職?まー何とかなるっしょ。
以上、下剋上の下・・・いや下の下のお話でした。
改めて振り返るとカスの才能に恵まれすぎている。
いや地元のバイト先では頼れるお兄さんポジだったと思うんですが。。美化しちゃったかしら。
次は1社目の話ですね。まだ下です。耐えてください。
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