概要
レンタルにせよ購入にせよ、組織でパソコンを管理していると重要になってくるのが資産管理です。
特にパソコンは高額なので導入時期や利用者、利用部署を管理しておかないと…
- 今年入れ替えるPCの台数は?
- 毎月のレンタル費用を部署別に按分できる?
- メーカーに修理依頼したらんシリアルナンバー聞かれたんだけど、分かる?
こんなときに困ってしまいます。
ちゃんと調べて管理しましょう。
調べ方
だいたいパソコンの底に書いてるもんですが、長年使ってると擦り切れたりするためコマンドで調べましょう。
コマンドプロンプトを起動して以下コマンドを実行します。
wmic bios get serialnumber
表示された英数の文字列がそのパソコンのシリアルナンバーになります。
上級編
コマンドのバッチ化
資産管理ツールがない環境で上記を効率よく収集したい場合、あるもので何とか頑張りましょう。
まずコマンドで取得できるということはバッチ化できるということです。
更にホスト名やログオンユーザー名もバッチで取得できるので、
このバッチを作ってしまえばアクティブなパソコンごとの情報出力が可能になります。
バッチ結果の集約
次に、各パソコンで出力した情報を管理者であるあなたの元へ集約させる方法です。
ここからは環境によりけりな話になります。
- ・ファイルサーバーやNASがある
- →バッチの結果をファイル出力し、保存先としてファイルサーバー/NASを指定する
- ・送信用のメールサーバーがある
- →VBSを作成してバッチの結果を含んだメールをあなた宛へ送信する
どっちもなかったらどうしましょうかねー。
その場合はDMください。一緒に考えましょう。
仕組みの展開
さて、手法が固まったらあとはこの仕組を各パソコンに仕込むだけです。
ここも環境によって選択肢が変わってきます。
- ・ActiveDirectoryがある
- →バッチをログインスクリプトに仕込む
- ・ActiveDirectoryがない
- →"バッチを生成する"+"タスクスケジューラに仕込む"を実行するバッチを別途作成してばら撒き、ユーザーに1回だけ実行してもらう
付録
ここからは実際に動作させるバッチのサンプルを書いていこうと思います。
シリアルナンバーを取得してファイルサーバ/NASにファイル保存するバッチ
以下をコピペして.bat形式で保存する
wmic bios get serialnumber | findstr /V SerialNumber > ¥¥サーバー¥共有名¥%computername%_%username%.txt
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