現役情シスが送る実践的Tips集

2025/12/18

【話】文系底辺SEの下剋上_1社目③_常駐デビュー

常駐先は某大手SIerの子会社。
でけぇビルにICカードでピッと入場、エレベーターで高層階へ。
広いオフィスで有能そうなプロパーさんがお出迎え。
ここで自分も働けるのか!と、しぼみきったプライドが少し息を吹き返したものの、
パイセンから今後についての説明を受けて再度イモムシに。

自分はしばらく常駐先の検証環境でインフラ自習。
一方エースくんは早速PJに参画し、初日の昼には出かけていった。
何たる…何たる格差!
まぁ実際何もできないんでね、ここから2ヶ月間ひたすら勉強の日々でしたわ。

ただ、この期間は本当に贅沢で、今思うと社会全体がまだゆとりがあったなと。
パイセンも自分の業務があるのにその傍らで、自習用の教材や課題などを
用意してくれて感謝してもしきれない。
色んな方々に見守られながらチビチビ育っていったように思う。
相変わらずカスっぷりは健在で、夜遅くまでゲーム→寝坊→遅刻を乱発したけど、
愛されポンコツキャラを確立して見逃された。
自社からも定期的に基本情報技術者試験を受けろと指示があったものの、
業務が忙しいからと完全無視。
ただ勉強してるだけのくせに態度だけはデカいというカスっぷり。
こんな新人を育てていたなんて、パイセンが仏すぎた。

夏が終わる頃、ついにPJ参画が決まった。
某学校のインフラ更改PJの構築メンバーとして指名されたのだ。
もう嬉しくて嬉しくて、思わず実家に電話したね。
パイセンのついでではあるものの、当時まったく手柄がなかったので
とにかく成果を出したい!認められたい!と躍起になったのを覚えている。

カスムーブはなりを潜め、何でもやりますモードに。
荷物持ちやります、議事録書きます、箱開けします、段ボール潰します、
サーバー運びます、UPS運びます、ラッキングします、ライセンスまとめます、
マニュアルまとめます、作業部屋の配線します、部屋掃除します、
伝令やります、日程調整します、OSインストールやらせてください、
BIOS設定させてください、ミドルウェア設定させてください、
検証させてください、パラメータシート作らせてください、
エビデンスまとめさせてください、リプレース作業に参加させてください、
ランプチェックしにいきます、夜間監視やります、朝当番やります。

やれそうとか無理そうとか関係なく何にでも食いついた。
面白がってプロパーさんや別会社の凄腕エンジニアさんが色々教えてくれた。
やれることがどんどん増えたし、任せてくれるようになった。
同期のエースくんとの実力差はまだまだあるけど、辛うじて並び立ってる気にはなれた。

PJが終わったのは翌年の4月。
ITちょっとできる愛されキャラとして社会人2年目が始まった。

2025/12/14

【話】文系底辺SEの下剋上_1社目②_新卒入社

大阪に引っ越したのは入社式の1週間前。
最後のモラトリアムに苛まれながらノスタルジックに日々を送りました。
(つまり何もしていない)

入社式当日、内定式で顔見知りになった数名と駅前で待ち合わせ。
周りも似たような集団が既に形成されていた。
路上喫煙やらアルマゲドン歩きやら実に品がない。
まさにThe底辺の一員なのに自分だけ「こいつらとは違う」的な顔して目的地へ到達。

総務の人可愛いなーとかお花畑的思考のまま入社式に突入し、
女性役員の演説で一気に現実を知る。

「うちはね、給与は低いわよ!でもね社会ってそういうものなの。フェアでしょ!」

今考えてもやべぇ。
ある意味事実ではあるが未来ある若者の晴れの門出で伝えることではない。
「これが社会人か…!」と「へーおもしれぇ女」の感情が巡る。
後者が少し勝り半笑いになったため役員から怒られた。理不尽。

途中休憩、外に出た瞬間、出るわ出るわ同期の不平不満。
ここで初めて自分の入社した会社が少し変かもしれないと思う。
と同時に同期との絆が深まったような気もした。吊り橋効果である。
休憩あがり、ネクタイゆるっゆるだったため再び役員から怒られた。これは反省。

入社式を終えて、意気揚々と地元の彼女へ感想文を送りつけるが反応薄。
ま、まぁ何事も最初はこんなもんさと深く考えないようにした。これが良くなかった。

入社後すぐに社内研修に゙突入。
未経験だが会話がまともにできるため中クラスからスタート。下…
何となく理解できるし、どうにか付いて行けたので未来は明るいと思っていた矢先、
同じクラスの仲良し同期が覚醒し一気に水をあけられた。
勝手にテトリス作り出すわ、RPGの戦闘画面作り出すわ、まじ容赦なかった。
自分は特別ではなかったのか。。

才能の差を見せつけられ半ばやけくそ気味に新卒歓迎会の出し物(歓迎とは?)で
裸芸を披露したところ先輩・役員から大絶賛。
ある意味テクニカルな点を評価され、トントン拍子で常駐先が決まったのが夏頃。

これ以上、天才と比較されるのはメンタル的に無理みだったので安心した。
研修ではC言語を習っていたが、常駐先はLinuxらしい。うん?言語じゃないの?
よくわからんままに裸芸大好きパイセンからVMwarePlayerのインストール方法やらを
教えてもらい、会社や家でひたすらコマンドを打ち続けて備える。
この黒画面こそが俺のバトルフィールドだと信じて。

ほんで常駐先へ初入場。
現地で営業課長より、もう1名の新卒とセットで常駐だと聞かされた。
ん?聞いてないよ?どゆこと?
遅れてやってきたもう1名は、上クラスのエースでした。。
状況もっと悪なってるやん。。。劣等感で死ねる。
この案件も自分はエースくんのついでだったわけですわね。

ちなみにこの頃にはもう地元の彼女とは別れてました。
これが遠距離のリアル。緩急激しいよー。